薪を自宅で保管する際に、どこに置くか悩みますよね。
手軽に薪の保管場所を確保するには、薪棚・薪ラックがおすすめです。
この記事では、薪棚や薪ラックの選び方やおすすめを紹介します。
▼「焚き火や薪ストーブに最適な薪が欲しい」という方におすすめ!
薪置き場の種類
薪置き場とは薪を保管するための専用スペースのことで、主に以下のパターンがあります。
薪は乾燥度合いによって火付きや火持ちが変わるため、乾燥させやすい環境で薪を保管することが重要になります。
乾燥しやすさと手軽さの観点から、バランスの良い「薪棚・薪ラックに並べる」が一番おすすめです。
それぞれについて解説します。
薪置き場のパターン | 乾燥しやすさ | 手軽さ |
---|---|---|
①雨晒しでそのまま並べる | 低 | 高 |
②軒下にそのまま並べる | 中 | 中 |
③パレットの上に並べて ビニール等を上に被せる | 高 | 低 |
④薪棚・薪ラックに並べる | 高 | 中 |
▼「薪置き場を自作することで安く抑えたい!」という方はこちら。
種類①|雨晒しでそのまま並べる
「雨晒しでそのまま並べる」は、物を準備することなく雨除けがない空きスペースに薪を並べる方法です。
薪にとって乾燥度合いはとても重要なので、手軽ではあるもののおすすめしません。
- 乾燥しやすさ:低
- 雨晒しのため乾燥しにくいです。
- 土の上に直接並べる場合は湿気を吸収するので、さらに乾燥しにくいです。
- 手軽さ:高
- 空いているスペースに並べるだけなので手軽ではあります。
▼「雨晒しによる薪への影響を知りたい!」という方は、薪の乾燥方法で雨晒しは大敵。良質な薪を作るための方法を解説。をご覧ください。
種類②|軒下にそのまま並べる
「軒下にそのまま並べる」は、物を準備することなく屋根の下など雨除けがある空きスペースに薪を並べる方法です。
とても良い薪置き場になりますが、条件が整うには少しハードルが高いです。
- 乾燥しやすさ:中
- 雨を除けられるので乾燥しやすいです。
- 土の上に直接並べる場合は湿気を吸収するので乾燥しにくくなります。
- 手軽さ:中
- 軒下のちょうどいいスペースを見つけるのが、ハードル高いです。
種類③|パレットの上に並べて、農業用ビニールやトタンを上に被せる
「パレットの上に並べて、ビニールを上に被せる」は、土からの距離を取るためにパレットを使い、その上に薪を並べます。さらに、上から農業用ビニールやトタンを被せることにより雨除けする方法です。
パレットとは、物流に用いる荷物を載せるための荷役台のことです。
とても良い薪置き場になりますが、物の準備が大変です。
- 乾燥しやすさ:高
- 土からの距離保てるし、雨も避けられる
- 手軽さ:低
- パレットと農業用ビニールの購入が面倒
種類④|薪棚・薪ラックに並べる
「薪棚・薪ラックに並べる」は、薪棚・薪ラックを購入してそこに薪を並べる方法です。。
手軽にとても良い薪置き場を用意することができ、一番おすすめです。
- 乾燥しやすさ:高
- 土からの距離保てるし、雨も避けられる
- 手軽さ:中
- 購入さえすれば一瞬で場所確保できる。
薪棚・薪ラックの選び方
薪棚や薪ラックを設置することで、手軽に最適な薪置き場を確保できます。
薪棚と薪ラックの違いは以下です。薪ラックではなくログラックと呼ばれることもあります。
- 薪棚
- 大規模なもの(薪ストーブ用の薪置き場)を指すことが多いです。
- 薪ラック
- 小規模なもの(アウトドアでの一時的な薪置き場)から大規模なものまで幅広く指すことが多いです。
薪棚・薪ラックを選ぶ際のポイントは下記の4点です。それぞれについて解説していきます。
ポイント①|耐久性のある素材を使用しているか
薪棚・薪ラックは、木製または金属製が多いです。
耐久性のある素材を選ぶことで、薪を雨や雪から守り長期間にわたって使用できるようになります。
木製と金属製のそれぞれのメリット・デメリットは以下です。
ポイント②|容量が適切か
使用する薪の量に基づいて、適切な容量の薪置き場を選ぶ必要があります。
キャンプ用の薪の保管なのか、薪ストーブ用の薪の保管なのかで大きく変わってきます。
ポイント③|屋根がカバーがついているか
薪置き場は、雨水や直射日光から薪を保護するための屋根やカバーを備えていることが望ましいです。
屋根はトタンなど固い素材でできているもの、カバーは布製のものを指します。
屋根付きとカバー付きのそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
ポイント④|薪棚の奥行きと薪の長さが合うか
薪棚の奥行きよりも薪の長さが短い場合、形状によってはパイプとパイプの間から薪が落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。
薪置き場でおすすめな薪棚・薪ラック5選
薪棚・薪ラックでおすすめなのは以下5つです。それぞれのスペックについて解説していきます。
- 薪ストーブ用の自宅保管に
- おすすめ①|ファイヤーサイド ログラック 大
- おすすめ②|EARTH & FOREST ログラック L
- おすすめ③|ウッド ストレージ ブリュージュ
- キャンプ用の自宅保管に
- おすすめ④|PLOW アイアンログラック 小
- キャンプ場での一時的な保管に
- おすすめ⑤|Hang Out(ハングアウト)ログキャリー with スタンド LGS-325
おすすめ①|ファイヤーサイド ログラック 大
画像引用元: 楽天市場
薪ストーブ商品やアウトドア商品で有名な、ファイヤーサイドの薪棚です。
鉄製なので頑丈です。黒塗装により錆びにくい加工がされています。
大容量なので、薪ストーブ用の薪の保管におすすめです。
素材 | 鉄(黒塗装仕上げ) |
本体の重さ | 10.0kg |
サイズ | 幅2460×奥行340×高さ1250mm |
容量 | 約50〜60束 |
屋根/カバー | 屋根が別売り |
値段 | 屋根と合わせて1万5千円 |
おすすめ②|EARTH & FOREST ログラック L
画像引用元: 楽天市場
楽天市場のラック・スタンドランキングで1位を獲得したこともある人気商品です。
スチールは鉄に炭素を含ませることで強度を向上させている素材なので、鉄製よりもさらに頑丈さが期待できます。
大容量なので、薪ストーブ用の薪の保管におすすめです。
素材 | スチール製 |
本体の重さ | 10.2 kg |
サイズ | 幅1250×奥行345×高さ1240mm |
容量 | 約50〜60束 |
屋根/カバー | なし |
値段 | 1万円 |
おすすめ③|ウッド ストレージ ブリュージュ
画像引用元: 楽天市場
サビが育つ過程を楽しむ、受注生産品のおしゃれな薪ラックです。
屋根つきで非常に汎用性が高いです。
大容量なので、薪ストーブ用の薪の保管におすすめです。
素材 | コールテン鋼 |
本体の重さ | 250.0kg |
サイズ | 幅3800×奥行740×高さ1860mm |
容量 | – |
屋根/カバー | 屋根つき |
値段 | 7千円 |
おすすめ④|PLOW アイアンログラック 小
画像引用元: 楽天市場
薪割り機で人気のプラウから出ている薪ラックです。
スチールは鉄に炭素を含ませることで強度を向上させている素材なので、鉄製よりもさらに頑丈さが期待できます。
小サイズなので、頻繁に焚き火をするキャンパーにおすすめです。
素材 | スチール製 |
本体の重さ | 8.52kg |
サイズ | 幅930×奥行345×高さ1050mm |
容量 | 耐荷重200kg 45cm薪積載時 約0.33㎥の薪を積載可能 |
屋根/カバー | なし |
値段 | 7千円 |
おすすめ⑤|Hang Out(ハングアウト)ログキャリー with スタンド LGS-325
画像引用元: 楽天市場
キャンプにおすすめのログキャリーとスタンドのセットアイテムです。
自宅での保管用というより、キャンプ場での一時的な保管用に最適な薪ラックです。
キャンプ場で薪を直接地面に置くことによる薪のしけりを防止できます。
素材 | キャリー:帆布 持手:天然木(ブラウン塗装) フレーム:スチール(ブラック粉体塗装) |
本体の重さ | – |
サイズ | 幅43 × 奥行45.5 × 高さ32.5 cm |
容量 | – |
屋根/カバー | なし |
値段 | 1万円 |
▼「キャンプ場で使える薪ラックをもっと知りたい!」という方はこちら。
まとめ
手軽に薪の保管場所を確保するには、薪棚・薪ラックがおすすめです。
薪は乾燥度合いによって火付きや火持ちが変わるため、乾燥させやすい環境で薪を保管することが重要になります。
乾燥しやすさと手軽さの観点から、バランスの良い「薪棚・薪ラックに並べる」が一番おすすめです。
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