せっかくテントサウナを楽しむなら、テントサウナに最適な薪を使って楽しみたいですよね!
テントサウナに最適な薪は、火持ちのいい広葉樹です。
広葉樹を使えば少ない薪の量で長時間、テント内を温め続けることができます。
さらに広葉樹は針葉樹に比べてススが残りにくいので、薪ストーブのメンテナンスも軽減できます。
広葉樹の中でも特におすすめの種類を3つ紹介します。
- 種類①|カシ
- 種類②|クヌギ
- 種類③|ウメ
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テントサウナとは
テントサウナとはテント型の移動式サウナのことです。
テント内部に薪ストーブが設置されており、薪ストーブから出る熱気を利用してテント内の温度を上げます。
手軽に移動しながらサウナを楽しめることが特徴で、日本でもその人気が高まっています。
テントサウナに最適な薪の種類3選
テントサウナに最適な薪は、火持ちのいい広葉樹です。
広葉樹は比重(体積に対する重さ)が高いので、少ない薪の量で長時間テント内を温め続けることができます。
さらに広葉樹は針葉樹に比べて灰が残りにくいので、薪ストーブのメンテナンスも軽減できます。
一方で火付きはよくないので、火付けの際は針葉樹の薪を併用するのがおすすめです。
広葉樹の中でも特に比重の高い、おすすめの種類を3つ紹介します。
- 種類①|カシ
- 種類②|クヌギ
- 種類③|ウメ
種類①|カシ
カシは広葉樹の中でも圧倒的に比重が高く、火力が強く火持ちがよいため「薪の王様」といわれています。
薪を割るときに少し大変で、火付けにも時間がかかりますが、その分火持ちがよいため薪の消費を抑えることができます。
成長と乾燥する速度が遅いためコストがかかり、高級薪として扱われます。
比重 | 0.87 |
火付き | △ |
火力 | ◯ |
火持ち | ◎ |
割りやすさ | △ |
種類②|クヌギ
クヌギも非常に比重が高く、熾火(おきび)になってからの火力も強いことから「最高級の薪」といわれています。
薪を投入する際に少々重さを感じますが、燃焼時間が長いため薪を継ぎ足す回数を減らすことが可能です。
カシやウメよりも、流通量が多いので手に入れやすいです。
比重 | 0.85 |
火付き | △ |
火力 | ◯ |
火持ち | ◯ |
割りやすさ | △ |
種類③|ウメ
ウメも広葉樹の中で特に比重が大きいためしっかり火持ちします。
燻製チップで有名なサクラと同じバラ科なので、煙がうっすらと甘い香りがすると言われています。
比重 | 0.81 |
火付き | △ |
火力 | △ |
火持ち | ◎ |
割りやすさ | △ |
テントサウナに必要な薪の量
テントサウナは、テント内の温度を100度近くまで上昇させるために薪を大量に使います。
必要な薪の量は、外気温の高い夏と低い冬では大きく異なります。
また、サウナの使用時間によっても大きく異なります。
参考に、サウナ(10分)・水風呂(1分)・外気浴(10分)を1セットとしたときの3セット分に必要な薪の量です。
- 夏の場合は2束(約10kg)以上
- 冬の場合は3束(約15kg)以上
テントサウナに必要なもの10選
薪を含め、テントサウナを楽しむために必要なものは下記の通りです。
それぞれの用途について解説します。
- 必要なもの①|薪
- 必要なもの②|薪ストーブ
- 必要なもの③|サウナ用テント
- 必要なもの④|サウナ用の服装
- 必要なもの⑤|サウナストーン
- 必要なもの⑥|ガスバーナー、着火剤
- 必要なもの⑦|火バサミ、軍手
- 必要なもの⑧|ペグ、ハンマー
- 必要なもの⑨|タオル
- 必要なもの⑩|一酸化炭素チェッカー
必要なもの①|薪
前述の通り、もちろん薪が必要です。
火持ちのよい広葉樹の薪を2-3束ほど用意しましょう。
火付け用に少し針葉樹の薪も用意しておくと安心です。
必要なもの②|薪ストーブ
持ち運びしやすいように、軽いステンレス製のキャンプ用薪ストーブを用意しましょう。
サウナストーンをのせるカゴとのサイズを合わせる必要があるので注意しましょう。
薪ストーブとカゴがセットになっている商品もあるので、初心者の方はそちらがおすすめです。
▼キャンプ用の薪ストーブのおすすめは、キャンプ用の薪ストーブを選ぶポイントとおすすめ5選を紹介をご覧ください。
必要なもの③|サウナ用テント
キャンプ用のテントではなく、必ずサウナ用のテントを購入しましょう。
サウナ用テントの特徴は以下の通りです。
- 複数人が一緒に楽しめるようにボックス型
- 高断熱・高防水の素材
- 出入り口がファスナーで熱が逃げにくい
- 外の景色を楽しむための透明窓がある
必要なもの④|水着
テントサウナの服装は、以下の理由から水着がベストです。
- サウナの後に川や海でととのうときに濡れても大丈夫なように
- 布面積を小さくすることでサウナ内での熱を感じやすいように
必要なもの⑤|サウナストーン
サウナストーンをストーブの上に置くことでテントサウナを高温に保ったり、ロウリュウを楽しめます。
普通の石は高温になることで割れる恐れがあるので、必ず専用のサウナストーンを準備しましょう。
サウナストーン20kg程度で10,000円前後かかることが多いです。
必要なもの⑥|ガスバーナー、着火剤
ストーブは煙突効果で火がつきやすい構造になっておりますが、着火剤やガスバーナーがあるとより手早く火付けができます。
必要なもの⑦|火バサミ、軍手
薪ストーブに薪を焚べる際は、軍手をつけた上で火バサミを使うと手が汚れず、火傷も危険もなく安全です。
またストーブを開ける金具・テントのチャックも熱くなるので、それらを触る際も軍手をはめること推奨します。
必要なもの⑧|ペグ、ハンマー
ペグとハンマーを使って、テントが風にとばされないように固定します。
必要なもの⑨|タオル
タオルは多めに持っていくことをおすすめします。
タオルの用途は以下の3点です。
- テントサウナ中に汗を拭く(水分が蒸発する際に気化熱で体温が下がることを防ぐ)
- アウフグース(ロウリュウして立ち上った蒸気をタオルで仰ぎ、熱波を送る)
- 川で体を冷やした後に体を拭く(気化熱で体が冷えるのを防ぐ)
必要なもの⑩|一酸化炭素チェッカー
テントサウナをやる際に最も危険な一酸化炭素中毒を防ぐことができるアイテムです。
一酸化炭素は無色透明のため気付きにくいですが、一酸化炭素チェッカーをテント内の床に置いておけば、一酸化炭素が一定の量を超えた場合に光やアラームで知らせてくれます。
テントサウナは煙突によって換気がされるので一酸化炭素中毒にならない想定ですが、念のため一酸化炭素チェッカーで確認するようにしましょう。
テントサウナができる場所
テントサウナができる場所として、下記の条件を満たす場所を見つけましょう。
- 傾斜がない
- 人気がなく広々としている
- 周囲との距離を確保するため
- テントの設営や火気の使用が許可されている
- 近くに川や湖などの水辺がある
- サウナ後にととのうため
- 車で訪れることができる
- 設営から後片付けまでをスムーズに行えるようにするため
テントサウナの手順
テントサウナの手順は以下の通りです。
- 手順①|テントを組み立てる
- 手順②|薪ストーブをテント内に置く
- 手順③|一酸化炭素チェッカーを設置する
- 手順④|薪ストーブに薪をくべて着火
手順①|テントを組み立てる
骨組みを作り、広げたテントのファスナーを開けて差し込んでいきます。
次に、テントの四隅にペグを打ってテントを固定します。
手順②|薪ストーブをテント内に置く
テントから薪ストーブの煙突を出す部分(煙突穴)をめくって、付属のマジックテープ等で固定します。
固定する理由は、風でなびいて煙突に触れて火事になる危険があるからです。
次に、テントの外で薪ストーブ本体と煙突を別々で組み立てて、テント内に持っていきます。
テントの煙突穴の真下に薪ストーブ本体の煙突穴が来るように置き、そこに煙突を繋げていきます。
完成した薪ストーブの上にサウナストーンを並べていきます。
手順③|一酸化炭素チェッカーを設置する
テントサウナ内のポケットに一酸化炭素チェッカーを入れて、電源を入れておいてください。
高い位置にあるポケットに入れると溶けてしまうことがあるので、腰位の高さにあるポケットに入れましょう。
一酸化炭素の値が基準値を超えるとアラームが鳴るので、その場合は速やかにテントサウナから出て十分に換気を行ってください。
手順④|薪ストーブに薪をくべて着火する
軍手や火バサミを使って薪ストーブに薪をくべていき、着火剤やガスバーナーを使って着火します。
ストーブの中に細かい薪を高く積むようにし、1番下の薪に向かってガスバーナーの火を当てるようにすると素早く着火することができます。
このタイミングでうちわで風を送ったりせず、着火剤が燃えている時は放置しましょう。
放置することで火が1点に集中し、薪に火が付きやすくなります。
火をつけた後はいったん外に出て15分ほど様子をみてください。
煙突から出る煙が透明に近くなったら中に入りましょう!
まとめ
この記事では、テントサウナに最適な薪の種類について解説しました。
テントサウナに最適な薪は、火持ちのいい広葉樹です。
広葉樹を使えば少ない薪の量で長時間、テント内を温め続けることができます。
さらに広葉樹は針葉樹に比べて灰が残りにくいので、薪ストーブのメンテナンスも軽減できます。
広葉樹の中でも特におすすめの種類は下記3つです。
- 種類①|カシ
- 種類②|クヌギ
- 種類③|ウメ
薪もこだわることで、テントサウナをより充実したものにしましょう!
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