ストーブファンおすすめ3選|電源なしで動く仕組みも解説

薪の活用法

冬の寒さを和らげる薪ストーブ。

しかし、暖房効率をさらに高めたいと思ったことはありませんか?

そんなときに活躍するのが「ストーブファン」です。

ストーブファンは電源不要で動作し、暖かい空気を部屋全体に循環させる便利なアイテム。

部屋が効率的に暖まり薪の消費も抑えられるため、経済的かつエコな暖房を実現できます。

とはいえ、「どんな仕組みで動くの?」「どれを選べばいいの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで本記事では、ストーブファンの基本的な仕組み選び方を解説し、おすすめのモデル3選をご紹介します。

ストーブの暖房効率を最大化し、より快適な冬を過ごすための参考にしてください!

この記事でわかること
  • ストーブファンとは何か?
  • ストーブファンによる効果
  • 電源なしで動く仕組みの解説
  • ストーブファンの選び方
  • おすすめのストーブファン3選
  • 故障させないための注意点

▼「自宅用の薪ストーブの選び方を知りたい」方は下記をご覧ください。

▼「キャンプ用の薪ストーブの選び方を知りたい」方は下記をご覧ください。

ストーブファンとは?


画像引用元: 楽天市場

薪ストーブ用ファンとは、薪ストーブの天板の上に設置する金属製のファン装置です。

ストーブの熱を利用してファンが回転するため、電池やコンセントは不要です

ストーブファンによる効果

ストーブファンによる効果は3点あります。

それぞれについて解説します。

  • 効果①|空間が暖まりやすくなる
  • 効果②|薪の消費を抑えられる
  • 効果③|薪や空気量を調整しやすい

効果①|空間が暖まりやすくなる

輻射式の薪ストーブは、薪ストーブから発する輻射熱により近い距離をじんわり暖めることは得意ですが、広い空間全体を暖めるのが苦手です。

そこで、ストーブファンを動かすことにより空気が循環するため、すぐに広い空間を暖めることができます。

効果②|薪の消費を抑えられる

ファンを動かすことで、最小限の薪の消費で十分に空間を暖めることができます。

▼「薪ストーブに最適な薪の種類を知りたい」方は下記をご覧ください。

効果③|薪や空気量を調整しやすい

温度によってファンの回転数が変化するため、ストーブから離れていても薪や空気量の調整タイミングを予測できます

回転が止まり始めたら、天板の温度が100℃近くに下がっているということです。

電源なしで動く仕組みとは?

1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックが発見した「ゼーベック効果」という原理を利用しています。

ゼーベック効果とは、2つの異なる金属線の両端をつなぎあわせ、片方の接点(半導体)に熱を加えて温度差を作ることで電流を発生させる原理です。

ファン内の2つの接点のうち片方が薪ストーブの天板で温められて温度差が生まれることで電流が発生し、その電流がファンの羽根を回す動力となります。

そのため、外部から電力を供給しなくても動くのです。

天板の温度が150℃~250℃の範囲内であることが適切な動作に必要で、回転開始温度は約100℃です。

ストーブファンの選び方

薪ストーブ用ファンの選び方は4点あります。それぞれ解説します。

  • 選び方①|ファンの枚数や大きさ
  • 選び方②|過熱保護プレートの有無
  • 選び方③|静音設計
  • 選び方④│保護カバー

選び方①|羽根の枚数


画像引用元: 楽天市場

羽根の枚数によって、空気の循環が変わります。

基本的に3〜5枚程度のストーブファンが多いですが、風量重視なら5〜6枚のものファン2つついたダブルタイプを選ぶのがおすすめです。

ファンの枚数が多いほど送風効率が優れ、柔らかい風を発生させてくれるからです。

選び方②|過熱保護プレートの有無

温度が上がりすぎたときに過熱を抑える、過熱保護プレートがあるものを選ぶと良いでしょう。

ストーブファンの温度が上がりすぎると、過熱保護プレートが熱で反って接地面に隙間ができることで放熱して温度を調節してくれます

熱による故障や危険を防ぎ、本体が安全性を高めてくれるために欠かせません。

選び方③|静音設計

夜もストーブファンを使うことを想定して、静音設計かどうかも確認することが大切です。

目安としては、25〜30dB以下のもの(ささやき声ぐらいの大きさ)を選ぶと音が気にならないのでおすすめです。

選び方④│保護カバー


画像引用元: 楽天市場

小さな子どもやペットがいる環境で使いたいなら、保護カバー付きのものを選びましょう。

ファンに触れて怪我をしたり、落としてファンが曲がったりといった事故を防いでくれます

ストーブファンのおすすめ3選

ストーブファンのおすすめは以下3点です。

それぞれ異なる特徴を持っているので、みなさんの好みのファンを見つけてください!

①カフラモ②Smalife③FIELDOOR
羽根の枚数2枚6枚5枚
作動温度100〜345℃50〜350℃60~350℃
過熱保護プレートありあり
静音設計ありあり
保護カバーなしなしあり
価格32,000円5,152円6,490円

おすすめ①|カフラモ エコファン


画像引用元: 楽天市場

カフラモ エコファンは、ファンのように見えないおしゃれなデザインが特徴で、インテリアとしても楽しめます。

サイズW140×D102×H223mm
羽根の枚数2枚
羽根の長さ202mm
風量212㎥/h
重量765g
作動温度100〜345℃
過熱保護プレート
静音設計
保護カバー無し
価格32,000円

おすすめ②|Smalife ストーブファン


画像引用元: 楽天市場

Smalife ストーブファンは、羽根が6枚で圧倒的なパワーが特徴です。

温度計付きでコスパも良いです。

サイズD5.5 x W15.2 x H18.2 cm
羽根の枚数6枚
羽根の長さ
風量
重量0.69 キログラム
作動温度50〜350℃
過熱保護プレート有り
静音設計有り
保護カバー無し
価格5,152円

おすすめ③|FIELDOOR ストーブファン


画像引用元: 楽天市場

FIELDOOR ストーブファンは保護カバーがついているので、小さなお子様やペットがいても安心の作りになっています。

サイズW19.5cm×D11cm×H21cm
羽根の枚数5枚
羽根の長さ16cm
風量3m/s
重量800g
作動温度60~350℃
過熱保護プレート有り
動作音レベル25dB以下
保護カバー有り
価格6,490円

ストーブファンを故障させないためには

ストーブファンを故障させないためには、以下に注意しましょう。

  • ポイント①│安定した場所に置く
  • ポイント②│使用温度を守る
  • ポイント③│使用中は触らない

ポイント①│安定した場所に置く

平らで安定した天板部分に設置しましょう。

凸凹や段差、隙間のある場所に設置すると、ファンが倒れてしまい故障の原因になります。

ポイント②│使用温度を守る

使用可能温度以上になるストーブでは使用しないようにしましょう。

また、連続使用の場合は4時間ごとに一度冷ましてから使用しましょう。

高温になりすぎると、ファンが変形してしまうおそれがあります。

ストーブ温度計を併用すると安心です。

ポイント③│使用中は触らない

使用中はファンの羽根を素手で触らないようにしましょう。

ファンの故障リスクはもちろん、ケガのリスクもあります。

また、小さなお子さまの手の届かないところで使用するのがおすすめです。

まとめ

冬の寒さを和らげる薪ストーブ。

しかし、暖房効率をさらに高めたいと思ったことはありませんか?

そんなときに活躍するのが「ストーブファン」です。

ストーブファンは電源不要で動作し、暖かい空気を部屋全体に循環させる便利なアイテム。

部屋が効率的に暖まり薪の消費も抑えられるため、経済的かつエコな暖房を実現できます。

とはいえ、「どんな仕組みで動くの?」「どれを選べばいいの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで本記事では、ストーブファンの基本的な仕組み選び方を解説し、おすすめのモデル3選をご紹介しました。

ストーブの暖房効率を最大化し、より快適な冬を過ごしましょう!

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