キャンプ用の薪ストーブを使ったピザの焼き方｜必要な道具も含め薪のプロが紹介

キャンプでピザを焼いてみんなで食べる・・・誰もが一度は妄想しちゃいますよね！

自宅用の薪ストーブやピザ窯の場合は炉内が広いので中にピザを入れて焼くのが一般的ですが、キャンプ用の薪ストーブは炉内が狭いので中にピザを入れられないことが多いです。

そのような場合、ピザは具材に熱を加えるために上から熱を加える必要があるので、薪ストーブの下のスペースにピザを置けばうまく焼けます！

キャンプ用薪ストーブを使ったピザの焼き方

キャンプ用薪ストーブを使ったピザの焼き方は下記の通りです。

▼「ピザ以外の薪ストーブ料理の作り方も知りたい！」という方はこちら。

▼「ピザを焼くのに最適な薪を知りたい！」という方はこちら。

STEP①｜薪ストーブで火を起こす

細い薪を燃焼室に入れて着火剤などで火をつけ、炎が大きくなったら窓を閉めます。

太い薪を継ぎ足しながら吸気口を少し開けて空気を取り込むことで、全体に炎が回るようにします。

STEP②｜薪ストーブにピザを投入する

自宅用の薪ストーブやピザ窯の場合は炉内が広いので中にピザを入れて焼くのが一般的ですが、キャンプ用の薪ストーブは炉内が狭いので中にピザを入れられないことが多いです。

そのような場合、ピザは具材に熱を加えるために上から熱を加える必要があるので、薪ストーブの下のスペースにピザを置けばうまく焼けます。

高さが足りない場合は、薪を並べて調整しましょう。

薪ストーブでピザを焼くときに必要な道具

薪ストーブでピザを焼くときに必要な道具は下記の通りです。

道具①｜ピザを置くもの

ピザを置くものとして使える道具のおすすめは、下記2つあります。

性能重視なら｜ピザストーン

画像引用元: 楽天市場

ピザストーンとは、粘土を1300℃で焼き上げたセラミックでできている板のようなものです。

ピザの本場イタリアの家電メーカー「デロンギ」が、自社オーブンでおいしいピザを焼くためのオプション品として扱ったことが始まりです。

ピザストーンを使うと、遠赤外線効果によってピザを高温で焼き上げることができます。

さらに、ピザ生地から出る水分や油をほどよく吸収してくれるので、表面はカリっ中はふっくらとしたおいしい生地を作ることができます。

コスパ重視なら｜アルミホイルと浅型バット

できるだけコストを抑えたい方は、浅型バットにアルミホイルを敷いて焼くことで代用可能です。

アルミホイルは保温性が高いためピザに早く熱を加えられます。

さらに、アルミホイルは薪ストーブからの遠赤外線を反射するので、ピザにできるだけ多くの遠赤外線をあてることができます。

道具②｜ピザを切るもの

ピザを切る道具のおすすめは、下記2つあります。

性能重視なら｜ピザカッター

画像引用元: 楽天市場

ピザカッターは、ピザを切りわけるための調理器具です。

ピザカッターを使うことで、具材の並びを乱さずにきれいにカットすることができます。

キャンプ用であれば、持ち運びしやすい折りたたみ式のピザカッターがおすすめです。

コスパ重視なら｜キャンプ用ナイフ

画像引用元： 楽天市場

ピザをカットする以外に、バトニングやキャンプ料理にも活用したい場合はナイフがおすすめです。

キャンプ用を選べば、ケース付きや折りたたみ式になっているので持ち運びしやすいです。

キャンプ用ナイフといえば、やっぱりモーラナイフが定番です！

ラインナップが豊富で選ぶのが楽しいのはもちろん、長持ちするにもかかわらず低価格なのか魅力です。

初心者さんからベテランさんまで使えます。

道具③｜ピザを取り出すもの

ピザを取り出す道具のおすすめは、下記2つあります。

性能重視なら｜ピザピール

画像引用元: 楽天市場

ピザピールは、ピザを窯やオーブンにいれる時に使う道具です。

木製の長い柄の先端に金属製の大きいヘラがついているものが一般的で、そこにピザ生地をのせて窯へ投入します。

生地をのせる、窯へ入れる、回転させる、取り出すなど一連の動作がスムーズに行える利便性はもちろん、ピザ職人になったようなプロ気分を味わえます。

キャンプ用には、持ち手のないマウントスミのピザピールが持ち運びやすくて便利なのでおすすめです。

コスパ重視なら｜耐火グローブ

画像引用元: 楽天市場

耐火グローブがあれば、ピザストーンや浅型バットを外に出してピザを取り出すことができることはもちろん、薪ストーブの中に薪をくべるときにも使えます。

キャンプで火を扱うときは、耐火グローブは間違いなく必需品です。

無骨でおしゃれなキャンプギアで有名なブッシュクラフトの耐火グローブは裏地付きなので、キャンプ料理中の慌ただしいときにもスピーディーに着脱できるのでおすすめです。

薪ストーブでピザを焼く時の温度

薪ストーブの適正温度は200-300℃で、それぐらいの温度になればピザも十分に焼けます。

と言っても見た目だけだと判断が難しいと思うので、薪ストーブ用の温度計を使うのが安心です。

磁石で薪ストーブにつけて計測するタイプなので、鉄製か400系ステンレスの薪ストーブにしか使えないので注意です。

キャンプでピザが焼ける薪ストーブ4選

キャンプでピザが焼ける薪ストーブは以下の2種類に分けられます。

それぞれのおすすめを2つずつ紹介します。

それぞれの価格とおすすめポイントは下記の通りです。

商品名	価格	おすすめポイント
新保製作所 ロマンチカル薪ストーブ	81,000円	引出式オーブン＋ピザストーン付き
WINNERWELL ウッドランダー	74,800円	炉内で焼ける本格派
ホンマ製作所 窓付時計型薪ストーブ	16,300円	とにかくコスパがよい
キャプテンスタッグ 角型ストーブ	22,800円	コスパと性能のバランス最高！

▼「キャンプ用の薪ストーブのおすすめをもっと知りたい！」という方は、キャンプ用の薪ストーブの選び方とおすすめ5選を薪の専門家が紹介をご覧ください。

おすすめ①｜新保製作所 ロマンチカル薪ストーブ

画像引用元: 楽天市場

価格

81,000円

新保製作所のロマンチカル薪ストーブは、ピザオーブン付きの薪ストーブです。

薪ストーブの下部にピザオーブンが引出式で付属しており、さらに中にはピザストーンの先駆者であるデロンギのピザストーンが敷いてあります。

ピザストーンをよく熱して、オーブン内温度を300度以上にしてからピザをのせれば、5分～10分で焼けます。

おすすめ②｜WINNERWELL ウッドランダー

画像引用元: 楽天市場

価格

74,800円

WINNERWELLのウッドランダーは、燃焼室が左右に２つあり、右側で薪を燃やしながら、左側でピザを焼くことができます。

右側の燃焼室だけでもホンマのウッドストーブSサイズと同じぐらいの大きさがあるので、十分に薪を燃やすことができます。

ピザを置くためのストーンと、ピザを中に入れたり取り出すためのピザピールが付属しているので、キャンプでピザを焼くのに必要なものがすべてそろいます！

もちろん、２つの燃焼室両方で薪を燃やせば普通の薪ストーブとしても活用できます。

おすすめ②｜ホンマ製作所 窓付時計型薪ストーブ

画像引用元: 楽天市場

価格

16,300円

ホンマ製作所の窓付時計型薪ストーブは高さが低いので、下の隙間にピザをいれることで薪ストーブからの輻射熱で焼くことができます。

ただし、地面が傷まないように下に焚き火シートを必ず敷きましょう。

キャンプ用の薪ストーブといえばこれ！と言えるぐらい王道の薪ストーブでありながら、薪ストーブの中でも低価格帯なので購入しやすいのが魅力です！

ただし、窓がなく中の様子が見えないため薪を継ぎ足しするタイミングがわかりにくく、薪ストーブ初心者の方は慣れるまで時間がかかるかもしれません。

おすすめ④｜キャプテンスタッグ 角型ストーブ

画像引用元: 楽天市場

価格

22,800円

ホンマ製作所の薪ストーブは窓がついてないことに対して、キャプテンスタッグの角形ストーブは窓がついているので中の炎の様子を見ながら、薪を継ぎ足すタイミングを伺うことができます。

ただし足が長いので、このまま下にピザを入れてもうまく焼くことができません。

薪で高さを作って焼くのもいいですが、オプション品として販売されているワイドセカンドグリルを薪ストーブの下にれてそこにピザを置くと、ちょうど良い距離で安定して焼くことができるのでおすすめです。

まとめ

この記事では、キャンプ用の薪ストーブを使ったピザの焼き方について解説しました。

自宅用の薪ストーブやピザ窯の場合は炉内が広いので中にピザを入れて焼くのが一般的ですが、キャンプ用の薪ストーブは炉内が狭いので中にピザを入れられないことが多いです。

そのような場合、ピザは具材に熱を加えるために上から熱を加える必要があるので、薪ストーブの下のスペースにピザを置けばうまく焼けます！