薪ストーブ用ファンのおすすめ3選|ファンの仕組みや効果も薪のプロが解説

薪の活用法

薪ストーブ用ファン、仕組みや効果がわからないと買う気になれないですよね。

薪ストーブ用ファンとは、薪ストーブの天板の上に設置する金属製のファン装置です。

ストーブの熱によりファン内部で電流が発生しファンが回転するため、電池やコンセントは不要です

効果としては以下3点あり、導入の価値はかなりあります!

  • 効果①|空間が暖まりやすくなる
  • 効果②|薪の消費を抑えられる
  • 効果③|薪や空気量の調整タイミングを予測しやすい

おすすめは下記3つです。

  • おすすめ①|カフラモ エコファン ウルトラエアー
  • おすすめ②│Smalife ストーブファン
  • おすすめ③|FIELDOOR ストーブファン
この記事でわかること
  • 薪ストーブ用ファンとは何か
  • 薪ストーブ用ファンの仕組み効果
  • 薪ストーブ用ファンの選び方おすすめ3選
  • 薪ストーブ用ファンを故障させないポイント

薪ストーブ用ファンとは

引用元:カフラモ エコファン ウルトラエアー

薪ストーブ用ファンとは、薪ストーブの天板の上に設置する金属製のファン装置です。

ストーブの熱を利用してファンが回転するため、電池やコンセントは不要です

▼「自宅用の薪ストーブはどれを選べばいい?」という方は、自宅用薪ストーブの選び方とおすすめ5選をご覧ください。

▼「キャンプ用の薪ストーブはどれを選べばいい?」という方は、キャンプ用の薪ストーブを選ぶポイントとおすすめ5選を紹介をご覧ください。

薪ストーブ用ファンの仕組み

1821年にドイツの物理学者トーマス・ゼーベックが発見した「ゼーベック効果」という原理を利用しています。

ゼーベック効果とは、2つの異なる金属線の両端をつなぎあわせ、片方の接点(半導体)に熱を加えて温度差を作ることで電流を発生させる原理です。

ファン内の2つの接点のうち片方が薪ストーブの天板で温められて温度差が生まれることで電流が発生し、その電流がファンの羽根を回す動力となります。

そのため、外部から電力を供給しなくても動くのです。

天板の温度が150℃~250℃の範囲内であることが適切な動作に必要で、回転開始温度は約100℃です。

薪ストーブ用ファンによる効果

薪ストーブ用ファンによる効果は3点あります。それぞれについて解説します。

  • 効果①|空間が暖まりやすくなる
  • 効果②|薪の消費を抑えられる
  • 効果③|薪や空気量の調整タイミングを予測しやすい

効果①|空間が暖まりやすくなる

輻射式の薪ストーブは、薪ストーブから発する輻射熱により近い距離をじんわり暖めることは得意ですが、広い空間全体を暖めるのが苦手です。

そこで、ファンを動かすことにより空気が循環するため、すぐに広い空間を暖めることができます。

効果②|薪の消費を抑えられる

ファンを動かすことで、最小限の薪の消費で十分に空間を暖めることができます。

▼薪の種類や選び方については、【薪のプロが解説】薪の種類とその選び方についてをご覧ください。

効果③|薪や空気量の調整タイミングを予測しやすい

温度によってファンの回転数が変化するため、ストーブから離れていても薪をくべたり空気調整のタイミングを予測できます。

回転が止まり始めたら、天板の温度が100℃近くに下がっているということです。

薪ストーブ用ファンの選び方

薪ストーブ用ファンの選び方は4点あります。それぞれ解説します。

  • 選び方①|ファンの枚数や大きさで選ぶ
  • 選び方②|過熱保護機能で選ぶ
  • 選び方③|静音設計で選ぶ
  • 選び方④│保護カバーで選ぶ

選び方①|羽根の枚数で選ぶ

羽根の枚数によって、空気の循環が変わります。

基本的に3〜5枚程度のストーブファンが多いですが、風量重視なら5〜6枚のものファン2つついたダブルタイプを選ぶのがおすすめです。

ファンの枚数が多いほど送風効率が優れ、柔らかい風を発生させてくれるからです。

選び方②|過熱保護プレートの有無で選ぶ

引用元:FIELDOOR ストーブファン

温度が上がりすぎたときに過熱を抑える、過熱保護プレートがあるものを選ぶと良いでしょう。

ストーブファンの温度が上がりすぎると、過熱保護プレートが熱で反って接地面に隙間ができることで放熱して温度を調節してくれます

熱による故障や危険を防ぎ、本体が安全性を高めてくれるために欠かせません。

選び方③|静音設計で選ぶ

夜もストーブファンを使うことを想定して、静音設計かどうかも確認することが大切です。

目安としては、25〜30dB以下のもの(ささやき声ぐらいの大きさ)を選ぶと音が気にならないのでおすすめです。

選び方④│保護カバーで選ぶ

引用元:FIELDOOR ストーブファン

小さな子どもやペットがいる環境で使いたいなら、保護カバー付きのものを選びましょう。

ファンに触れて怪我をしたり、落としてファンが曲がったりといった事故を防いでくれます

薪ストーブ用ファンのおすすめ3選

薪ストーブ用ファンのおすすめは以下3点です。

それぞれ異なる特徴を持っているので、みなさんの好みのファンを見つけてください!

  • おすすめ①|カフラモ エコファン ウルトラエアー
  • おすすめ②│Smalife ストーブファン
  • おすすめ③|FIELDOOR ストーブファン

おすすめ①|カフラモ エコファン ウルトラエアー

引用元:エコファン ウルトラエアー | ファイヤーサイド – 薪ストーブと焚き火で楽しむ火のある暮らし

ファンのように見えないおしゃれなデザインが特徴で、インテリアとしても楽しめます。

サイズW140×D102×H223mm
羽根の枚数2枚
羽根の長さ202mm
風量212㎥/h
重量765g
作動温度100〜345℃
過熱保護プレート
静音設計
保護カバー無し

おすすめ②|Smalife ストーブファン

引用元:Smalife ストーブファン 6つブレード

羽根が6枚で圧倒的なパワーが特徴です。温度計付きでコスパも良いです。

サイズ5.5奥行き x 15.2幅 x 18.2高さ cm
羽根の枚数6枚
羽根の長さ
風量
重量0.69 キログラム
作動温度50〜350℃
過熱保護プレート有り
静音設計有り
保護カバー無し

おすすめ③|FIELDOOR ストーブファン

引用元:FIELDOOR ストーブファン

保護カバーがついているので、小さなお子様やペットがいても安心の作りになっています。

サイズ幅19.5cm×奥行11cm×高さ21cm
羽根の枚数5枚
羽根の長さ16cm
風量3m/s
重量800g
作動温度60~350℃
過熱保護プレート有り
動作音レベル25dB以下
保護カバー有り

薪ストーブ用ファンを故障させないためには

薪ストーブ用ファンを故障させないためには、以下に注意しましょう。

  • ポイント①│不安定な場所に置かない
  • ポイント②│使用温度を守る
  • ポイント③│使用中は触らない

ポイント①│不安定な場所に置かない

平らで安定した天板部分に設置しましょう。

凸凹や段差、隙間のある場所に設置すると、ファンが倒れてしまい故障の原因になります。

ポイント②│使用温度を守る

使用可能温度以上になるストーブでは使用しないようにしましょう。

また、連続使用の場合は4時間ごとに一度冷ましてから使用しましょう。

高温になりすぎると、ファンが変形してしまうおそれがあります。

ストーブ温度計を併用すると安心です。

ポイント③│使用中は触らない

使用中はファンの羽根を素手で触らないようにしましょう。

ファンの故障リスクはもちろん、ケガのリスクもあります。

また、小さなお子さまの手の届かないところで使用するのがおすすめです。

まとめ

この記事では、薪ストーブファンの仕組みや効果の解説、そしておすすめ製品の紹介をしました。

薪ストーブ用ファンとは、薪ストーブの天板の上に設置する金属製のファン装置です。

ストーブの熱によりファン内部で電流が発生しファンが回転するため、電池やコンセントは不要です

効果としては以下3点あり、導入の価値はかなりあります!

  • 効果①|空間が暖まりやすくなる
  • 効果②|薪の消費を抑えられる
  • 効果③|薪や空気量の調整タイミングを予測しやすい

おすすめは下記3つです。

  • おすすめ①|カフラモ エコファン ウルトラエアー
  • おすすめ②│Smalife ストーブファン
  • おすすめ③|FIELDOOR ストーブファン

ファンを活用して効率的に薪ストーブで暖まりましょう!

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