焚き火を楽しむとき、針葉樹と広葉樹のどちらを選ぶべきか迷ったことはありませんか?
薪の種類によって燃え方や扱いやすさは大きく変わるため、用途に合わせて正しく選ぶことが大切です。
本記事では、針葉樹と広葉樹の薪の違いを詳しく解説し、見分け方や値段の違いも紹介します。
さらに初心者の方でもスムーズに選べるよう、焚き火の目的別に最適な薪の選び方も解説します。
焚き火をより快適に楽しむために、ぜひ参考にしてください。
- 針葉樹と広葉樹の薪の違い
- 針葉樹と広葉樹の見分け方
- 焚き火に適した薪の選び方
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針葉樹と広葉樹の薪の違い
焚き火に使われる薪には、大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類があります。
それぞれの薪には特徴があり、用途によって適した使い方があります。
本記事では、針葉樹と広葉樹の薪の違いを7つのポイントに分けて解説します。
項目 | 針葉樹の薪 | 広葉樹の薪 |
---|---|---|
①火付き | 良い | やや悪い |
②火持ち | 短い | 長い |
③火力 | 瞬間的に強い | 安定した火力 |
④燃焼スピード | 速い | 遅い |
➄灰の量 | 少ない | 多い |
⑥ヤニの量 | 多い(煙・ススが出やすい) | 少ない(クリーンな燃焼) |
⑦値段 | 安価で手に入りやすい | 高価で火持ちが良い |
違い①│火付き

針葉樹の薪は樹脂(ヤニ)を多く含んでいるため、火が付きやすいのが特徴です。
そのため、焚き付けに最適です。
一方、広葉樹の薪は密度が高く水分が抜けにくいため、火がつくまでに時間がかかります。
針葉樹の方が火付きが良く、初心者にも扱いやすい。
違い②│火持ち
広葉樹の薪は木の密度が高いため、ゆっくりと燃え、長時間火を維持できます。
一方、針葉樹の薪は密度が低く、燃え尽きるのが早いため、頻繁に薪を追加する必要があります。
広葉樹の方が火持ちが良く、長時間の使用に向いている。
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違い③│火力

広葉樹の薪は高い火力を長時間維持することができます。
特にナラやクヌギなどの樹種は、火力が安定しているため、調理向けの焚き火に適しています。
針葉樹の薪は一気に燃え上がるため瞬間的な火力は強いですが、長時間の使用には向きません。
広葉樹の方が安定した火力を長時間維持できる。
違い④│燃焼スピード
針葉樹の薪は燃焼スピードが速く、一気に燃え尽きる傾向があります。
対して、広葉樹の薪は燃え方がゆっくりで、火持ちが良いのが特徴です。
焚き火の時間を長く楽しみたい場合は、広葉樹の薪を使うと良いでしょう。
針葉樹は速く燃え、広葉樹はゆっくり燃える。
違い➄│灰の量

燃えた後に残る灰の量にも違いがあります。
広葉樹の薪は密度が高いため、燃えた後に多くの灰が残ります。
一方、針葉樹の薪は灰の量が比較的少なく、後片付けが楽です。
広葉樹は灰が多く、針葉樹は灰が少ない。
違い⑥│ヤニの量

針葉樹の薪には樹脂(ヤニ)が多く含まれているため、燃焼時に煙やススが出やすくなります。
これにより、煙突や焚き火台が汚れやすくなるデメリットがあります。
一方、広葉樹の薪はヤニの量が少ないため、比較的クリーンな燃焼が可能です。
針葉樹はヤニが多く、ススや煙が出やすい。
違い⑦│値段

薪の価格は、地域や入手方法によって異なりますが、一般的に広葉樹の薪の方が高価です。
これは、広葉樹が成長するのに時間がかかることや、乾燥に時間が必要なためです。
一方、針葉樹の薪は比較的安価で、手に入りやすいのが特徴です。
針葉樹の方が安価で手に入りやすく、広葉樹は高価だが質が良い。
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針葉樹と広葉樹の見分け方

針葉樹と広葉樹は、以下の3つのポイントで見分けることができます。
針葉樹 | 広葉樹 | |
---|---|---|
①樹皮 | 薄く、剥がれやすい | 厚く、ゴツゴツしている |
②年輪 | はっきりとしている | 不明瞭 |
③重さ・硬さ | 軽い・柔らかい | 重い・硬い |
見分け方①|樹皮

針葉樹 | 広葉樹 |
---|---|
薄く、剥がれやすい | 厚く、ゴツゴツしている |
例えば、針葉樹であるスギやヒノキの樹皮は薄く、手で簡単に剥がすことができます。
一方、広葉樹であるナラやカシの樹皮は厚く、ゴツゴツとした感触です。
見分け方②|年輪

針葉樹 | 広葉樹 |
---|---|
はっきりとしている | 不明瞭 |
針葉樹は成長が早いため、年輪の間隔が広くはっきりと見えます。
一方、広葉樹は成長が遅いため、年輪の間隔が狭く不明瞭です。
見分け方③|重さ・硬さ

針葉樹 | 広葉樹 |
---|---|
軽い・柔らかい | 重い・硬い |
針葉樹は、広葉樹に比べて密度が低いため、軽く柔らかいのが特徴です。
一方、広葉樹は密度が高いため、重く硬いです。
焚き火での利用する際の薪の選び方
焚き火を楽しむためには、薪の選び方が非常に重要です。
薪の種類や状態によって燃え方が大きく変わるため、目的に応じた薪を選ぶことで、快適な焚き火を実現できます。
ここでは、用途別に最適な薪の選び方を紹介します。
- 選び方①│短時間の場合
- 選び方②│長時間の場合
- 選び方③│初心者の場合
- 選び方④│ベテランの場合
▼「焚き火に必要な薪の量を知りたい」方は下記をご覧ください。
選び方①│短時間の場合

短時間で焚き火を楽しみたい場合は、着火しやすく、燃焼が早い薪を選ぶのがポイントです。
針葉樹の薪だけで十分楽しむことができ、特に以下のような薪がオススメです。
- スギ・マツ・ヒノキ:油分が多く、火が付きやすいため、すぐに焚き火を楽しめる。
- 乾燥した細めの薪:燃焼が早く、短時間で焚き火を終えたいときに便利。
ただし、針葉樹は火の粉が飛びやすいため、注意が必要です。
選び方②│長時間の場合

長時間焚き火を楽しみたい場合は、燃焼時間が長く、安定して燃える薪を選ぶ必要があります。
広葉樹の薪が最適で、以下の種類がオススメです。
- ナラ・クヌギ:火持ちがよく、ゆっくりと燃える。
- カシ・ウメ:炎が安定し、持続時間が長い。
これらの薪は火力が強く、長時間暖をとるのにも向いています。
しっかり乾燥させたものを使用すると、煙も少なく快適に焚き火を楽しめます。
ただし、広葉樹のみだと火付きが大変になるので、針葉樹と組み合わせるのがおすすめです。
▼「お得な広葉樹薪のおすすめを知りたい」方は下記をご覧ください。
選び方③│初心者の場合

焚き火初心者は、火がつきやすく扱いやすい薪を選ぶことが大切で、針葉樹だけでも十分に楽しめます。
以下のような薪がオススメです。
- スギやヒノキ:着火しやすいため、初心者でも簡単に火を起こせる。
- 乾燥した細い薪と太い薪を組み合わせる:細い薪で火をつけ、太い薪で火を維持するのがコツ。
また、焚き付け用の小枝や木の皮も用意しておくと、スムーズに火を起こせます。
▼「初心者にも簡単な薪の組み方を知りたい」方は下記をご覧ください。
選び方④│ベテランの場合

焚き火に慣れているベテランの方は、目的に応じて薪を使い分けるのが一般的です。
以下のような選び方をすると、より焚き火を楽しめます。
- 火力調整ができる薪の組み合わせ:
- 初めは針葉樹で着火し、広葉樹で火を長持ちさせる。
- 太い薪をゆっくり燃やし、火を安定させる。
- 樹種による炎の違いを楽しむ:
- サクラは美しい炎と香りを楽しめる。
- ナラやクヌギは長時間焚き火を楽しみたいときに最適。
ベテランの方は、焚き火の目的に応じて樹種を選び、炎の表情を楽しむのも醍醐味の一つです。
ただし、広葉樹のみだと火付きが大変になるので、針葉樹と組み合わせるのがおすすめです。
まとめ
焚き火を楽しむとき、針葉樹と広葉樹のどちらを選ぶべきか迷ったことはありませんか?
「火付きがよいのはどっち?」「長く燃える薪は?」「煙やヤニの違いは?」
薪の種類によって燃え方や扱いやすさは大きく変わるため、用途に合わせて正しく選ぶことが大切です。
本記事では、針葉樹と広葉樹の薪の違いを詳しく解説し、見分け方や値段の違いも紹介しました。
さらに初心者の方でもスムーズに選べるよう、焚き火の目的別に最適な薪の選び方も解説しました。
焚き火をより快適に楽しみましょう!